赤外線アレイセンサ(MLX90640)を使用した熱画像表示器を試作しました。
システム構成図
メインボード
LCDインターフェイスボード
センサインターフェイスボード
ZHコネクタ(1.5mmピッチ) 用ケーブルの作成
メインボードとLCDインターフェイスボードにZHコネクタ(1.5㎜ピッチ)を使用しています。電線を圧着してボード間の接続ケーブルを作成します。
圧着工具は、(株)エンジニアのPAD-11 (PA-09も可)を、電線はAWG28相当を使用しました。(秋月電子通販コード P-11640)
手順:
ピンセットでコンタクトをつまみ、圧着工具にセットします。ダイス幅 は1.0を使用します。電線を入れ圧着します。
コンタクトの被覆部分をラジオペンチで成型します。圧着工具で被覆部分をかしめます。ダイス幅は1.3を使用しました。
ZHコネクタのハウジングに入れます。
チップ部品のはんだ付け
今回は0402(1005 メートル法)サイズのチップ抵抗、コンデンサを使用しました。糸はんだ、小手先もなるべく細いものを使用しましたが、はんだの付け過ぎになってしまいました。
先曲がり型のピンセットを使用すると、はんだ付け前に部品を固定しやすいです。
部品の外形寸法の間違い
基板が出来上がってから、エミュレータ接続用コネクタとDCジャックの間隔が狭く、取り付けられない事がわかりました。
原因はエミュレータ用コネクタの外形を表すシルクの幅が、実際の部品より狭いためでした。(以前も同じフットプリントを使用していましたが、近くに部品が無かったので気づきませんでした。)
とりあえず部品を削って対応しました。
KiCad PCBエディタの印刷により、部品のフットプリントとレイアウトが確認できます。この時点で、実際に部品をのせて確認しておけば回避できました。