60歳からの電子工作ノート

生涯学習として取り組んでいます。

熱電対付きサーモグラフィの試作(ScottPlotのヒートマップ)

 ヒートマップのサンプルプログラムをScottPlotで作成しました。以下を参考にしています。資料1*1、資料2*2、資料3*3

 

サンプルプログラム1

ヒートマップとは数値データを色に対応させて表示し、温度分布をわかりやすくした図です。ScottPlotでは配列(0,0)の数値データを左上の座標から色で表示します。

カラーマップで数値と色を対応させています。デフォルトはViridis です。

表示データの最大値、最小値がカラーマップの両端の色となります。

ヒートマップの横に表示するカラーマップをカラーバーと呼んでいます。

図1.  ヒートマップ

図2. サンプルプログラム 1

サンプルプログラム2

カラーマップの選択、スケール変更、補間処理の確認用プログラムです。
またカラーマップのRGB値を保存できます。

図 3 サンプルプログラム 2の画面

・Updateボタン :  ヒートマップを更新します。

・Color Map type:  カラーマップの選択します。

図4. カラーマップの選択


・Scale: Autoのチェック時には、表示データの最小値、最大値がカラーマップの両端の色となります。Autoが未チェック時には、入力した最小値、最大値がカラーマップの両端の色となります。

図5.  Scale Auto未チェック、MIn=0,Max=10の例

・Smooth : 補間処理を行い表示します。

図6. Smooth有効

・Show X,Y Axics Ticks : X,Y軸の目盛り表示の有無です。

図7. X,Y軸の目盛り無し

・Show data[r,c] : 配列データの表示の有無です。

図8. 配列データの表示無し

・SAVE ボタン:  表示に使用中のカラーマップのRGB値 を保存します。

図9. カラーマップ(Virdis)のRGB値

環境

Windows 11 Pro , 22H2      .NET Framework 4.8 
Microsoft Visual Studio Community 2022 (64 ビット) – Current Version 17.6.3

WPF アプリ(.NET Framework)    ( C#,XAML,Windows,デスクトップ)
ScottPlot 4.1.67 

ファイルの登録場所

サンプルプログラム1: https://github.com/vABCWork/WPF-HEATMAP-SAMPLE1

サンプルプログラム2: https://github.com/vABCWork/WPF-HEATMAP-SAMPLE2

 

*1:資料1「ヒートマップによる表示」 https://scottplot.net/cookbook/4.1/#heatmap  

*2:資料2「カラーバー」 https://scottplot.net/cookbook/4.1/category/plottable-colorbar/

*3:資料3「カラーマップの種類」 https://scottplot.net/cookbook/4.1/colormaps/